【注意】 
 現在、こんなの書き散らかして吐き出しています。
でも、原作を買ったら全部ごっそり没になる可能性があるので、ちょっとだけ晒してみる。
1話目に持ってこようと思ってるやつ。原作持ってないからすでにこれ書き直しをしなくてはならない予感。
ヒロインの性格が、いまだに定まらずにブレています。
実は結構自分の中で吐き出したので、今は落ち着いてきた。というか、落としどころが見つからないので、勢いが消えた。
名前変換用に作ってないので、ヒロインの名前がそのままになります。ご了承くださいませ。
最初で最後かもしれないハイキュー!!のお話。興味があればスクロールしてください






































 ふとすれ違った生徒の集団がある女子生徒を見ながら盛り上がっていた。

「あの女子可愛い」

「スゲー美人」

そんな風に彼女を褒めている者がいる一方で冷静に現実を分析をする者いた。

「でも、ああいうのって性格がきつかったりしないか?」

「そうそう。性格ブスっているんだぜ」

(冷静だな)

(当たりだよ)

新入生らしき団体の会話に心に中で合いの手を入れる。

彼らが噂をしていたのは、確かにこの学校で1・2を争う美人と名高い女子生徒だ。

だが、そこには必ず“黙っていれば”という条件が付く。

他校にもその存在は有名だが、流石に他校にまでは条件は付いていない。


「さっきの、1年かな?」

苦笑していう菅原に

「だろうなぁ。翔子の事を知らないってことは、たぶんそうだろうな」

と澤村はため息交じりに呟いた。

「澤村」

「おう、清水」

前方からやってくる女子に声を掛けられ、彼は返事をする。

彼女は清水潔子といい、先ほどの女生徒と違って口を開いても可愛いという評価が変わらない。少しそっけないところがあるが、そこはミステリアスという言葉で表現される。

涼しげな目元、理知的な眼鏡に、黒く輝くセミロングヘア。女子にしては少し高めな身長だが、声をかけた相手も少し背は高めのため、一見そうは気づかない。

「今日、先生は来れないって。職員会議。長くなりそうって」

「そうか」

「新入部員、楽しみだな!」

にっと笑って菅原が言う。

「2年がはしゃぎそうね。田中が特に。西谷もかなぁ?」

不意に加わった声に菅原が振り返って「だな」と頷いた。

先ほど新入生の噂に上っていた女子生徒だ。

彼女は清水と共に烏野高校男子バレー部のマネージャーで鷺川翔子という。

背は清水よりも少し高い。手足も長く、左手は癖なのか軽く握られている。

髪は肩甲骨あたりまで伸ばしており、色は明るいが人工的なものではない。今はおろしているが、部活中や夏は大抵ポニーテールで尻尾を揺らしている。

切れ長な目で少しきつい印象があるが、左目の目じりある泣きぼくろがそれを少しだけ緩和している。

以前、「おんなじだなー」と菅原と話して笑った。

「翔子、1年をあんまりいじめるなよ」

「あら?あらら??それってフリよね?オッケ!まっかせなさい!!」

物凄く楽しそうに彼女は頷いた。

「いや、フリじゃねぇよ」

半眼になって澤村が否定し、

「鷺川が本気でいじめると泣いていなくなりそうだからなぁ」

苦笑して菅原が言う。

「今年こそマネージャー入るかな?」

清水を見ながら翔子が言った。彼女たちの間では、目下の課題というところだ。

「どうかな。入ってもらわないと...」

昨年は入らなかった。今年入らなければマネージャーはいなくなる。翔子も清水も3年だ。

「潔子さーん!」

突進してくる影に清水は驚き、一歩引いた。

清水の目の前で止まって「今日も美しいっス!」と興奮しながら言う田中は顔を赤くしている。

「当然じゃないの。清水よ」

何故か胸を張って横から翔子が言った。

「あ、ちわっす」

(この温度差はもう見慣れた...)

ため息を吐きながら澤村はそう思った。

ふと、顔を上げると廊下の向こうにいる大男と目が合う。

彼は逃げるように回れ右して遠ざかる。

先ほどのとは別のため息を吐いた。

「東峰にも困ったもんねぇ」

隣で呟く翔子にも東峰の姿が見えていたようだ。

ちらと彼女を見下ろして「まあな」と呟き、再び視線を廊下の向こうに向けた。