| 今年の梅雨は早めに去って行った。 洗濯物を外に干すことができるのは嬉しいことではあるけど、結局夕立だとかで外に干すのが恐ろしくなる。 ふと、先日めくったカレンダーを見た。 7月に入った。今年の半分が終わったのだ。早いもので... 学生さんの夏休みはもう少し後から始まる。 そういえば、今年はは海外を飛び回るって言ってたなぁ... そのために、数年かけてバイトで資金をためたとか。 頑張ってたもんなぁ... 元々彼女が欲しいと思っているものはカメラ関係のもので、服とかアクセサリーとかはさほど興味が無いらしい。 私も似たようなものだといえば似たようなものではある。 見るのは好きだけど、じゃ、選びなさいとなれば、ちょっと億劫になる。 夕飯の買い物をすべく商店街に向かった。 近いのはスーパーだから、普段はスーパーだけど、今回は頂き物の商店街割引券がある。 そろそろ使用期限が来るころだし、行くべきかな、と。 商店街の過疎化が危ぶまれる中、ここは比較的活気があると思う。 と言っても。 昔からここにいる人は「さみしくなったもんだよ」と苦笑していた。 確かに、コンビニやスーパーが此処近辺にもある。 スーパーの利点は、1ヵ所で買い物が終わるということだ。 ま、その分割高だったりもするけど。 ふと、のぼりを見つけた。 『土用の丑の日』と書いてある。 一般的に7月の土用の丑の日には、ウナギを食べる。 でも、これは元は江戸時代にとある偉い人が、ウナギ屋さんにあまり売れないからどうにかしてとお願いされて作ったキャッチコピーが起源と聞く。 まあ、確かに栄養価から考えても夏にウナギは理屈にもあっているけど。 栄養価が高いということは、カロリーが高いということにつながる。 うちは、基本的にカロリーの高いものは普段からも食べない。 もちろん、栄養は筋肉やスタミナを作っていく上では必要なものであるので、すべてを否定することできない。 まあ、そもそも食べ物を全否定することはしないけど。 では、今年はどうしよう?という話に戻ってくる。 普段から栄養価を計算している。 試合が決まってからでも、と一郎は言うけど、ボクシングの試合は場合によっては、すぐに、ということで調整が不十分で臨まなければならないものだってある。 だったら、普段から調整しやすいようにしておきたい。 が... 「ウナギも食べたい」 「なら、食おうぜ」 突然の声に「わあ」と声を上げて振り返る。 向こうも驚いたように目を丸くしている。 「一郎」 「や、ここに立ち止まって動かないが見えたから。熱中症になったかなって」 「ああ、ごめん」 「や。んで、今年の土用の丑の日はウナギなのか?」 そう言って一郎がいう。 「どーしよーかなー」 「ウナギにしようぜ。俺、多分かなり食べてないし」 「だっけ?」 「うちでは基本ウナギ食べないだろう?」 そうだったっけ? 「少なくとも、プロになってから」 「だっけ?」 「だ」 そう言って一郎が頷く。 「そっか。でも、ウナギ高いしなー」 取り敢えず、土用のウナギの日は、江戸時代のウナギ屋さんに踊らされてみようと思う。 「たまには贅沢してもいいだろ」 「どーしよっかなー」 すでにからかいモードな私のそれは、一郎にはお見通しで。 「太っても走りゃいいだろ」 とからかいが返ってきた。 が、それを許容できるほど私は大人ではないので、とりあえず、一郎を睨みあげておいた。 |
7月のネタがないとツイッターでつぶやいたら、土用の丑の日はどうかと言われて。
というわけで、土用の丑の日ネタで書いてみました。
土用の丑の日ネタの夢小説、初めて書いたよ(笑)
桜風
13.7.20
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