Gold 1




私には年上の幼馴染が居る。

お父さんを評議委員にもつ彼は、ディアッカ・エルスマン。

一応、庶民派の看板を掲げているが、結局は上流階級のお家の人。

ウチは中の上くらい?たぶん...

お母さん同士が幼馴染で今でも交流があるのだ。

ディアッカは家柄のせいか、はたまた彼のルックスのせいか、彼はよくきれいなお姉さんたちと歩いていることが多い。

そんな姿を、見るたびに

私だってあと3年もすれば!

とか対抗心を燃やしてしまう。

でも、こういうところが子供なんだろうな。


「ディアッカの髪って太陽みたいだね」

以前そう言ったことがある。

そのときはおでこを小突かれて

。だから俺のことは呼び捨てにするなっての!」

と言われた。

「痛いなぁ〜」

抗議の声を上げても、ディアッカは堪えない。寧ろ笑っていた。


ディアッカは本当に太陽だと思う。

だから、綺麗な女の人だってディアッカと一緒にいたいと思うんだろうし、寧ろ、そういうところが太陽なのかもしれない。

そんなことすら思ってしまうほどの人気者。


私は昔から太陽が好きだ。

何処がどう好きかって聞かれたら正直困る。だって、太陽は太陽で、他の何にも例えられないんだから。

でも、太陽の光はとても暖かい。

プラントの気候はすべて人工的なものだからホンモノの太陽の光は違うかもしれないし、地球のナチュラルにはそう感じられないのかもしれない。

鬱陶しいとか、ただギラギラして熱いだけとか。

そう言うかもしれない。

でも、私は太陽が好きだし、だから、ディアッカの髪が羨ましい。

だって、ディアッカはいつも太陽と一緒にいられるってことだから。

「つか、太陽みたいってなんだよ。金髪なんて他にも居るだろ」

そう言われて私も不思議に思う。

そうなのだ。

今まで何人もの金髪の人に出会ったけど、その人たちの金髪を羨ましいと思ったことは無い。

というか、そんな関心を示した覚えすらない。

私が太陽のイメージを持っているのはディアッカだけ。

ホント、不思議である。

「だよね。何でディアッカだけ太陽なんだろう??」

聞き返すと

「俺に聞くなよ」

と笑いながらそう言われた。


たしかに、ディアッカに聞いても仕方ない。

それでも、笑うディアッカは凄く、あったかくてカッコイイと思う。




今度こそお祝いします、ディアッカの誕生日!


桜風
07.3.29


ブラウザバックでお戻りください