| Silver3 |
| それからイザークは休みのたびにのいる街に通っていた。 何となく、行きだれていないか心配なんだ とか何とか自分に言い訳をしながら通った。 「なあ、イザーク。最近付き合い悪くないか?」 学校の友人たちにそういわれる事があったが、元々大して付き合いが良かったわけではなかったので、そう強くは言われない。 ただ、ひとりを除いて。 「イザーク。もしかして、今度の休みも予定が入ってるとか?」 「ああ、残念だったな」 休み時間、廊下でディアッカに声を掛けられた。 「てか、休みのたびに何処に行ってるんだよ。可愛い子でもいるのか?」 「お前はすぐにそれだな」 「俺的にはイザークがご執心のレディを拝見してみたく存じます」 からかうように恭しく頭を垂れてそう言う。 「誰のことだ?」 「知らないから教えろっていってるんだろ?誰??」 イザークはディアッカに一瞥くれた後、そのまま何も答えずに肩を竦めてその場を去った。 ディアッカも肩を竦めてそんなイザークの背を見送った。 「ねえ、銀の少年」 「何だ?」 「あのさ、キミは友達とかいないの?」 イザークを描きながらが聞いた。 最近はイザークも読書をしながらモデルを務めているのでそれは全然苦にならない。 「いるさ。一応」 「ふーん...」 イザークの答えには感心するでもなくそう答えた。 「聞いてきてその反応は何だ?」 「ううん。居ても少なそうだし...こうやって学校が休みのたびに来れるってコトはすっと一緒に居る友達じゃないのかなって」 言われてみてイザークは思い出す。 に会うまでは頻度は少ないがディアッカと出かけたりしていた。というか、ディアッカの日舞の発表会に招待されて見に行ったりしていたのだ。 「そうだな。まあ、買い物などには一緒に出たりしないがそれなりに一緒にいるヤツはいる。幼年学校からの幼馴染だ」 「へえ!どんな子?」 は今度のイザークの返答には興味を示し、話を促す。 「どんな子?と聞かれてもな...そうだな。反応は軽いが、結構物事や状況を冷静に見定めるタイプだな。周りのやつらには俺と真逆の性質を持っていると言われてるな」 「何か、そんな子と一緒に居るイザークの姿が想像できない。ずーっと眉間に皺を刻んでるのかも...」 そう言ってはくすりと笑う。 「ああ、そいつにも眉間の皺をどうにかできないかと言われたな」 「じゃあ、ずっとしかめっ面で過ごしてるの?勿体無い」 「ずっとなはずが無いだろう」 「そだね。ねえ、その幼馴染くんもここに連れてきてよ。会ってみたいな」 そう言われてイザークは少し胸が痛んだ。 ここにディアッカをつれてきたらきっと2人は気が合い、楽しそうにするに違いない。 それは自分にとっては面白くないことだ。 「あいつは、こっちに来ることが少ないんだ。気に入るようなところもないし。俺とは休みの過ごし方が違うからな」 「そっか。それなら、まあ。しょうがないね」 はそう言って笑った。 「おい、ディアッカ」 「ん?何だよイザーク」 イザークは休み明けに学校でディアッカに声を掛けた。 「日舞の発表会はまだなのか?そろそろだと思っていたんだが?」 それを聞いてディアッカは少し嬉しそうに笑って 「来週だよ。もし、予定が入ってないなら見に来てくれよな」 と言いながらイザークにチケットを渡した。 「ああ、是非行かせてもらうさ」 と笑ってそれを受け取り、ひらひらと軽くチケットを振った。 来週の休みはには悪いが、イザークは幼馴染との親交を温めることにした。 |
イザ王子はご友人が少なそうです。 というか、ザフトのアカデミーに入るまでは、 ディアッカくらいしか友人関係になれそうにないですよね(笑) 桜風 06.8.20 |
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