| Silver6 |
| からユニウスセブン行きの話しを聞いた翌日。 学校の帰りに、イザークは信じられないものを目にした。 それは、ユニウスセブンの崩壊。 地球軍が農業プラントのユニウスセブンに向けて核を放ったのだ。 イザークはその光景から目を離せずにいた。周りの人々は悲しみ、怒り、口々にそれらの感情を吐き出していた。 「..!」 イザークはモニタに向かっての名を繰り返し口にした。 「イザーク?」 一緒に居たディアッカはイザークの異常に気づき、声を掛ける。 「おい、大丈夫か。イザーク」 心配するディアッカの腕を振り解いてイザークはの居た街に向かった。 の居たところには何も無く、周りの店に聞いてみてもは今日は現れなかったらしい。 空港へ急いだ。 その途中、に似ている人を見つけては腕を掴んで確認していた。 空港で調べると搭乗者リストにの名前があった。 『・ジュール』。 明らかに偽名だが、これがあののことだと分かる。 「ふざけた事を!」 は既にユニウスセブンへと向かった後で、そのユニウスセブンはもう... 「くそう!」 床に拳を打ちつける。 何度もそれを繰り返し、拳に血が滲む。 「やめろって、イザーク!」 心配でついて来ていたディアッカに声を掛けられ、顔を上げる。 「知り合いが、居たのか?」 「...ああ。以前、お前が知りたがっていた..人だ」 「そうか...」 「今の俺だと、何も守れない」 「ああ...そうかもな」 「俺は..軍に、ザフトに入る。何の武力も持たない農業プラントに核を落としたナチュラルを許しはしない!」 「俺も、そのつもりだよ」 2人がザフトに志願したのはそれからすぐのことだった。 イザークは密かに復讐心を抱いて生活をしていた。 (必ず、仇は取ってやるからな...) 数ヵ月後、イザークは奇妙な出会いを果たした。 出会いと言うよりも、再会だ。 「銀の少年!」 街を歩いているとそう声を掛けられた。 この名で呼ぶのはただ一人。 「?なのか?!」 「久し振り。元気にしてた?って、その恰好。軍に入るの?」 イザークの服を見ては頭の天辺からつま先までじっくり見る。 「ああ...」 そんなの視線が居心地悪く感じたイザークは話を変えた。 「こそ、ユニウスセブンに行ったんじゃ...?それに、その恰好は一体?」 彼女の恰好はどう見ても『良家のお嬢様』という感じだ。 「あ、ああ〜。まあ、色々あったのよね。結局ユニウスセブンには行けなかったし」 「そう、なのか?搭乗者リストにふざけた名前があったが...?」 「うん...まあ、色々あって、結局ギリギリになってシャトルから降りなくてはならなくなったの。あ、ごめん。もう行かなくちゃ」 そう言って踵を返すにイザークは思わず手を伸ばす。 「どうかした?」 腕を掴まれたままは首をかしげてイザークに問う。 「あ、いや。すまない」 慌てて手を離すとは苦笑をして 「大丈夫。また逢えるから!!」 そう言ってウィンクを投げ、走っていった。 イザークはの腕を掴んだ自分の手を見つめる。 暖かい。 が生きていたことにイザークは泣きそうになった。 |
早速ヒロインと再会。 ヒロインの様子に困惑気味のイザ王子でした。 ああ、ヒロインが王子の軍隊志願が分かったのは、 アカデミーの制服を着てたからって事にしておいてください。 桜風 06.9.17 |
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