| アークエンジェルがオーブにやってきて、やがてオーブは戦場となった。 国民を避難させ、国の責任者は最後まで国を、オーブの意思を守って散った。 オーブ軍は宇宙に上がった。 宇宙でクサナギのパーツをドッキングさせ、アークエンジェルに並ぶ戦艦を作り上げる。 今後の作戦方針を決めるために、クサナギのブリッジにアークエンジェルの艦長やキラたちがやってきた。 マリューがエリカの存在に驚き、同時にキラがの存在に気づいて驚いた。 「まあ、この設計。私だから」 の言葉にキラは驚く。 「アークエンジェルは、私の設計をパチッたメカニックが設計したみたいね」 の言葉にマリューも驚いた。 しかし、驚いたのは彼らだけではなかった。 「ラスティ!?」 「な、ちょ!お前なんで此処に居るんだよ!!」 「いや、2人こそ。ザフトはどうした、ザフトは」 最も驚いたのはこの3人だ。 「知り合い、なの?」 マリューが問うとディアッカが肯定する。 ラスティはアカデミーの同期で、同じクルーゼ隊のパイロットだった、と。 ヘリオポリスに潜入した際、銃で撃たれて死亡した、と。 「生きてる!オレ生きてる!!」 ラスティが挙手して主張した。 そんな会話をしていると「ちょっと待って」と言葉が挟まれる。その声は鋭い。 「ラスティ、あなたザフトだったの?」 エリカが鋭い視線を向ける。 しまった、とラスティは今更ながらに自分の設定を思い出した。しかし、後の祭りとはこのことだ。 「そう..です」 嘘を上塗りしても誤魔化せない状況だ。ラスティは大人しく頷いた。 「じゃあ、あなたはを騙したってことなのかしら?」 ここで違うと言えば、に迷惑が掛かる。 はい、と言おうと口を開いたところで、 「私が、主任を騙したんです」 と声が割り込んできた。 全員がその声の主に顔を向ける。 「、どういうこと?」 「あのとき、ラスティがザフトだといえば、モルゲンレーテに入る条件にザフトの機密事項の漏洩を挙げませんでしたか?その可能性を否定できませんでしたから、私は勝手にラスティの境遇を作りました」 「では、は知っていたの?彼が、ザフトだって」 「知っていました。初めて彼を見たときは赤いパイロットスーツを着てましたし、ヘリオポリスのモルゲンレーテを襲ってきましたから」 の言葉を聞いてエリカは嘆息吐く。 「あ、いや。でも、は...!」 彼女を庇うようにラスティが言葉を口にしたが、「なら、いいわ」とエリカが言ったので「あれ?」と思わず呟いた。 叱責を受けると覚悟をしていたもラスティと同じ表情を浮かべている。 「ほら、ラスティっての数少ない友達でしょ?」 は『数少ない』は余計だと思いながらも口を挟まないで聞くことにした。 「だから、ラスティの嘘でが傷つけられたのかと思ってちょっと驚いただけなのよ」 驚いた、という表現には些か語弊があるような気もした。だって、ちょっと怖かったから。 オーブモルゲンレーテ3人の様子を見ていた他のメンバーも何やら落ち着いたと分かり安堵の息を吐く。 再び、潜伏先等の話し合いに入った。 「L4コロニー群をご存知ですか?」 の言葉に元ザフト3人組は反応する。 以前そこを根城にしている組織があると聞いて調査に出たことがあると言う。 「じゃあ、話は早い。あのコロニー群の中には生命維持機能が生きているものもあるってのは知ってるわね?メンデル。以前は遺伝子研究をしていたコロニーなんだけど。あそこが一番快適かも」 が言うと、「何でそんなこと知ってんの?」とラスティが問う。 「オーブに降りる前、どこに居たと思ってるの?」 がそう返してラスティは納得した。そういえば、生命維持に必要な施設が生きているコロニーに居たはずだ。 「1回ザフトが調査に来たから当分は来ないだろうって聞いてね。あそこは丁度良かったわ。戦艦2隻は軽く納まるでしょうし、宇宙空間に慣れるのに良い場所だと思いますよ」 の言葉に納得した艦長たちの言葉により、L4コロニー群のメンデルを潜伏場所とすることが決まった。 |
桜風
08.11.3
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