| 周りにまだザフトが居ると考え、またそれを自力で回避することの出来ないアークエンジェルはアルテミスに進路を取った。 艦の人数が増えたため、食料や水、燃料などが不足してしまう。 それを補給するための苦渋の選択だ。 隊が違うとは言え、一応同じ地球軍だ。悪いようにはならないと考えたのだ。 しかし、アルテミスに向かう途中ザフトに見つかってしまった。 作戦が読まれていたのだ。 何とかザフトノ攻撃を振り切り、アルテミスの傘のなかに逃げることが出来た。 しかし、そこで待っていたのは殆ど軟禁状態の待遇だった。 マリュー、バジルール、フラガも呼び出され、部屋に閉じ込められる形になったのだ。 一方、ストライクとパイロットを欲したアルテミスの責任者はパイロットを探す。 ストライクに解析不可能なロックが掛けられているからだ。それを外さないことにはストライクの詳細な情報が手に入らない。 名乗りを上げないのを焦れたアルテミスの指令はミリーを拘束して脅す。 それに我慢できなくなったキラがマードックの制止を振り切って立ち上がり、名乗る。 しかし、それを真に受けずにキラに殴りかかろうとした指令は反対にキラに投げ飛ばされた。 そして、どうしても信じないアルテミスの兵士にフレイが 「その子、コーディネーターだもの」 と告げ、キラがストライクのパイロットだということを裏付ける。 キラが連行され、その姿を見送るも深く溜息を付いた。 その後、食堂ではトールとフレイが口喧嘩をするが、フレイの言い分は 『キラは自分達の仲間で、相手は地球軍だから何の問題も無い』 であるが、トールは 『地球軍が何と戦っているのか考えろ』 というところだ。 もその意見に深く頷いた。 キラがストライクに乗ってロックを外す作業を行っているときに大きな振動がある。 ブリッツがミラージュコロイドで姿を消してアルテミスの傘を壊しに来ていたのだ。 アルテミスの指令は慌てて管制室に連絡をとるが、管制室は事態を把握できていなかった。 ノイマンの判断により、アークエンジェルのクルーは持ち場に戻り、キラも自身の判断で出撃をする。 マリューたちも何とか自力で脱出をしてアークエンジェルに戻ってきた。 ブリッツと戦闘になったストライクを回収してアルテミスを脱したアークエンジェルだが、何ひとつ問題は解決していない。 アルテミスでは結局何の補給も受けられなかった。 一方、食堂では、キラに謝った方が良いとサイに説得されて渋々承諾するフレイの姿があった。 当然、食事などには水の使用制限が掛かっている。 もここまで水の制限をされての食事は用意したことがないので正直キツイ。 実家にいたとき、質素倹約を掲げていたからそれでも少しはマシだと思うのだが... 艦長に呼ばれてキラたちがブリッジに向かう。 「も、一応来てくれってさ」 トールに言われてもついていった。 そこで話されたのは、これから行う作業のことだった。 デブリベルトには廃棄された艦もあり、その中からこの船に必要なものを補給するというものだ。 「失われたものたちを漁ろうというんじゃないわ。ただ、ほんの少し、私たちに必要なものを分けてもらおうと言うだけ。生きるために」 マリューのその発言は少々苦しいものはあったが、真実、自分たちが生き残るために必要なことだ。 ポットに乗って行って見たものは大陸。 (...ユニウスセブン?) 見たことも無い場所で、ラフの家族が亡くなった場所。アスランの母親が無くなった地。 水は、ユニウスセブンのものしか見つからなかった。 つまり、それを貰うしかない。 それに対して、キラが反論するが、フラガが 「誰だって、出来ればあそこに踏み込みたくはないさ。けどしょうがねえだろ。俺たちは生きてるんだ。てことは、生きなきゃなんねえってことなんだよ」 ユニウスセブンに行く前に皆で紙の花を折った。 その中では鶴を折る。 ふと、折った鶴を見て思い出す。 真っ白い鶴。ラクスにあげた。 水色は、イザーク。 黄色がミゲルで、ニコルが橙。青がラスティ。紫がディアッカで緑がアスラン。 皆は、どうしているだろうか? 水や弾丸を補給に行ったその帰り、キラはまたしても拾い物をしたらしい。 今度は救命ポットだった。 |
何だかヒロインが活躍できそうに無い場面でしたので結構飛ばしてみました。
ザフト側も無しですねー。
桜風
05.9.18
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