| 着艦できなかったキラから離れるわけにはいかなかったアークエンジェルは、砂漠に不時着した。 そして、そこはザフトの占領地のど真ん中だった。 モビルスーツで降下したキラは、数日間高熱にうなされたが峠も越え、回復していった。 夜、闇に紛れてザフトの攻撃にあった。 相手は砂漠の虎、アンドリュー・バルトフェルドの隊だった。 地元のレジスタンスの手助けもあって、それを何とか凌ぐことができた。 その後、レジスタンスと利害が一致していることもあり、アークエンジェルは協力することになった。 「おい、お前」 は呼び止められて振り返るとそこには、あのヘリオポリスで見た彼女がいた。 「何?」 「ああ、えーと...」 「あ、ごめん。・です。よろしく」 「ああ、カガリだ。よろしく。それで、さっき聞いたんだが、町に買出しに行くのにお前も連れて行ってくれって、厨房の方が艦長に言ったらしいぞ?で、これから行くから迎えに来たんだ」 「私?!何で私なんだろ」 が考え込んでいるとカガリは盛大な溜息を吐きながら 「さあな。まあ、私とキラと一緒に行動するのに年代が一緒の方がいいと思ったんじゃないか?さ、行くぞ!!」 そう言っての腕を引いていく。 別室にて服を着替えさせて、ジープに乗り、町へ向かった。 「何だ、これは。こんなものはないぞ?!全く、お前の彼女は何考えてるんだよ」 買い物リストを見ながらカガリが文句を言った。 もそれを覗き込んで思わず苦笑してしまった。 そりゃ、こんなところに置いてないだろうし、普通は頼まない。 一通り買い物が済んで昼食を摂ることにした。 ケバブというものをたべるらしい。 カガリは『チリソース』をオススメしていた。 しかし、 「あいや、ちょい待て。ケバブには『ヨーグルトソース』でしょ!」 といってサングラスにアロハシャツの奇妙なおじさんが出てきて口を挟む。 キラにケバブで口論をし、更には自分のオススメのソースを2人が勝手にキラのケバブにかけたため恐ろしい食べ物が出来上がってしまった。 それを食べなくてはいけないキラはうんざりしていた。 因みに、はキラの犠牲にあり難く感謝をしつつ、ひとり黙々と食した。 突然武装した数人が通りに出てきた。 「青き清浄なる世界のために!」 と叫びながら銃を放つ。 テーブルを倒して盾代わりとしてアロハシャツが応戦する。 アロハシャツの部下らしき人たちも出てきて、あっという間にブルーコスモスは沈んでいった。 カガリがソースだらけだったのもあって、アロハシャツ、アンドリュー・バルトフェルドの屋敷に招待された。 屋敷に着くと、アイシャと呼ばれた女性がカガリを連れて行く。 「アナタも、どう?」 も誘われたが、 「いえ、結構です。ありがとうございます」 と言って断った。 「おじさんが、..失礼。あなたがこちらで有名な砂漠の虎さんだったんですね」 警戒心剥き出しで睨みつけているキラとは反対に、はそう話しかけた。 「おじさんって、ひどいな〜。お嬢ちゃん、コーヒーは?」 「いえ、結構です。先ほど、お水を頂きましたし」 「そうか。自信があるんだけどな。で、そっちの少年は?コーヒー、どう?」 「いえ、僕も要りません」 「あ、そ。最近の若者は冷たいねぇ」 「そういう言い方がオッサン臭いと思うんですけど?」 「そりゃ失敬。でも、お嬢ちゃんは凄いなぁ。全然俺に警戒してない。...俺がコーでィネーターだって知ってるよな?」 ポンポン会話をするにバルトフェルドは感心したようにそう言った。 「知ってますよ。でも、私が警戒したところでそっちがその気になれば私はやられちゃいますからね。それに、殺すつもりならもうとっくに殺されてるんじゃないですか?さっきの騒ぎの中で、とか」 の発言にバルトフェルドも、キラも目を瞠った。 「...?」 「ん?」 「やけに落ち着いてるし慣れてるじゃないか!ははーん、さてはキミ。戦いの中で生きているね?」 まあ、間違っていない。しかし、はっきりと答えたくなかったは肩を竦めて笑った。 程なくしてドレスアップしてきたカガリを連れてアイシャが部屋に入ってきた。 そんなカガリを見てキラは呆然と 「お、女の子...?」 と呟いた。それを受けてカガリはすかさず 「今までなんだと思っていたんだ?!」 とキラを怒鳴りつけたが慌ててキラが 「あ、いや、『だったんだな』って思って...」 という。 は溜息混じりに 「それ、フォローになってないよ?」 とアドバイスをしておいた。 |
砂漠の虎とご対面。
ヒロイン、臆することなく、アンディを『おじさん』呼ばわり(笑)
って、イザークは?ディアッカは??
きっとどこかで勝手に行動しているのでしょうね...残念!
桜風
05.12.15
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