| カガリも落ち着き、バルドフェルドと向かい合って座る。 「実に良く似合ってるね。というか、板についてるって感じだな」 感心したようにバルドフェルドがそういい、 「勝手に言ってろ」 不機嫌にカガリが返す。 「喋らなきゃ完璧」 「そういうお前こそ、ホントに砂漠の虎か?何で人にこんなドレスを着せたりする?これも毎度のお遊びか」 厳しい目をしてカガリが聞く。 「毎度のお遊びって?」 「変装をして街中で遊んだり、住民を逃して街だけ焼いてみたり」 「いい目だねぇ。まっすぐな目だ」 「ふざけるな!」 カガリはテーブルを叩き、腰を浮かせる。 「カガリ。やめなって」 が宥めるも、落ち着かない。 「君も死んだほうがマシな口かね?隣のお嬢ちゃんは?」 「いえ。生きないと。生き続けないと終わってしまいます」 とは答えた。 「ふうむ。そうだな。そっちの彼は?キミはどうなったらこの戦争は終わると思う?モビルスーツのパイロットとしては」 「お前、何でそれを知っている?!」 カガリが驚き声を上げる。 その反応にバルドフェルドは 「あまりまっすぐすぎるのも問題だぞ」 と笑いながら立ち上がる。 「カガリ、」 キラは2人を守ろうと自分の引き寄せ、壁に背を向け、自分の後ろにカガリとを隠す。 「戦争には得点も時間制限も無い、スポーツの試合のような、ねえ。なら、どうやって勝ち負けを決める?何処で終わりにすればいい?敵である者を全て滅ぼして、かね?」 バルドフェルドに銃を向けられ、部屋の中に緊張が走る。 キラは逃げる算段を頭に描くが、それを見越したバルドフェルドに忠告される。 「やめたほうが懸命だな。いくらキミがバーサーカーでも暴れて無事に脱出できるもんか」 「バーサーカー?」 「ここに居るのは、みんなキミと同じコーディネーターなんだからね」 バルドフェルドの言葉にカガリが驚く。 「お、お前...」 「カガリ、その話は後よ」 動揺するカガリにがそう言って宥める。 「キミの戦闘を2回見た。砂漠の接地圧、熱対流のパラメーター。キミは同胞の中でもかなり優秀らしいな。あのパイロットを『ナチュラルだ』と言われて信じるほど、私は呑気じゃないね。そして、見慣れぬキミのさっきの立ち回りだ。キミが何故同胞と敵対する道を選んだのか知らんが、あのモビルスーツのパイロットである以上私とキミは敵同士だということだな」 打つ手が無いと思っているとバルドフェルドはフッと笑い、銃を降ろす。 「やっぱり、どちらかが滅びなくてはならんのかねぇ」 そう言って銃をしまい、アイシャを呼ぶ。 「帰りたまえ。話せて楽しかったよ。良かったかどうかは分からんがね」 キラはカガリを連れてドアに向かい、を見て同じく退出を促した。 「バルドフェルドさん。私もあなたの話を聞けて良かったです」 「そんな良いコトを言ったかね、私は」 「そうですね、『きっかけ』をいただけました。ありがとうございます」 丁寧にお辞儀をしてもドアへ向かう。 「また戦場でな」 キラは、バルドフェルドの声にチラリと振り返り無言で部屋を出た。 |
端折りまくり。
しかも、砂漠はここでお終いです。
何となく。ずっと船に居るヒロインを書くには難しいし...
桜風
06.1.8
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