| アスランの判断でアークエンジェルはオーブに居るということになった。 それに対してイザークとディアッカが疑ったが、結果としてオーブから出港したアークエンジェルを発見し、出撃することになった。 「さすがですね」 自分の尊敬する現隊長に声を掛けてニコルは待機していたブリッツの中でそう声を掛けた。 オーブ近海での戦闘となった。 エネルギーの残りが少なくなったイージスはストライクに追い詰められ、 「アスランさがって!!」 ミラージュコロイドで姿を消していたニコルがアスランを庇いストライクの前に姿を現す。 ストライクを討とうとしたとき、上段に構えていたストライクのソードが中段に下ろされ、そのままボディへと向かってくる。 ストライクのソードが迫ったとき、ふと浮かんだのはの笑顔だった。 に向けられた笑顔。 初めてピアノを聞かせてあげたとき、本当に嬉しそうに笑った。 招待した演奏会の曲目も急遽変えた。 彼女に笑って欲しくて。 でも、が何処を見ているのか知っていた。 いつもを見ていたから、が何を見ていたか分かってしまったのだ。 そして、誰がを見ていたかも。 ラフに気付かれ、頭をぐりぐりと撫でられた。 「こういうときもあるよ」 苦笑しながら彼女はそう言った。 自分もそう納得していた。 ただ、笑っていて欲しいと願い、祈った。 彼女が笑っていてくれるなら、この想いは秘密にしておこうと思った。 ただ、彼女にプレゼントしたディスクに自分の作曲した曲を1つだけ入れた。 を想って作った彼女だけの曲。 が喜んだ笑顔を見て、もうそれで良いと思った。 「アスラン、にげ...」 最後に交わした母との会話を思い出す。 『今度もどうか無事で...』 「母さん、僕のピアノ...、幸せに」 最後に願ったのは大切な人たちの笑顔と幸せだった。 「あれ?」 は不思議な感覚に襲われていた。 今までも同じような感覚はあった。そう、誰かに呼ばれるような、そんな不思議な感覚。 頭の中でピアノが響く。ニコルから貰ったディスクに入っていた彼の作曲した曲。 少し物悲しさを覚えるそれをは好きだった。 「もう、聞けないのかな...」 ニコルに貰ったディスクはガモフに残してきた。 あの船から持ってこれたものなど懐中時計だけだ。 いつも身に着けている懐中時計を服の上から触れて、深呼吸をした。 もし、また会うことが出来たらまたピアノを弾いてもらおう。 はそう思いながらアークエンジェルの窓から空を見た。 |
ニコルが散った回。
これを見た時の衝撃は今でも覚えています。
だって、もう主要キャラ死なないと思い込んでいたときですからね...
いい子だったのに...
桜風
06.3.5
ブラウザバックでお戻りください