| イザークはアークエンジェルに戻るとパイロットスーツのまま、すぐにがいるはずの食堂を目指した。 そこへ着くと、電気が消えており、人の気配も無い。 慌ててイザークは医務室へ向かった。 船にダメージはなかったが、戦闘の際には多少危険な動きはあったはずだ。そのときにが負傷したのかもしれないと心配になったのだ。 が、医務室に着いたイザークは別の意味で驚いた。 地球軍ほどのダメージはないにしても、けが人が多少出ている。 そんな中、は彼らの治療を手伝っていた。 医務室に居る中年の医師と目が合った。思わず会釈をすると彼は一瞬表情を和ませ、を呼ぶ。 入り口を指差す医師の言うとおりにそこを見たの緊迫した表情が和らぐ。 「イザーク!無事!?」 「あ、ああ。も、無事のようだな」 「こっちはもういいから。ありがとう。また手が空いたら手伝ってくれ」 室内の医師に言われては頷き、イザークと共に医務室から離れていく。 「さっき、アスランのお父さんの演説、流れたね」 居住区に戻って窓の外を眺めながらが口を開く。 「ああ...」 「核、持ってたんだね。どっちも」 「プラントの方は、ちょっと違うようだが。核と同じだけの威力を持つものだったな。今、こちらで解析してるようだ」 「そう...」 そう応えたきり、は口を結んだ。一度もイザークを見ない。 イザークは何か声を掛けるべきか悩み、結局掛けられずに居た。 「ねえ、イザーク」 窓の外に目を向けたままが声を掛ける。 先ほどのプラントのジェネシスによる攻撃で散った地球軍の残骸が広がっていた。 「何だ?」 が眺めている窓に目を遣ると、窓に映ったと目が合う。 は一度目を瞑り、再び窓越しにイザークと目を合わせる。 「どうした?」 躊躇うように目をさまよわせたは「なんでも、ないや」と言って笑う。 「そうか」 そう応えてイザークはの隣に立った。 「...てね」 微かに聞こえた声にイザークはを見下ろす。 「生きて、帰ってきてね」 俯いたまま消え入りそうな声を出すに 「ああ」 短くイザークは応えた。 俯いて肩を震わせるを優しく抱き寄せ、少し強く抱きしめた。 が自分の存在をより強く感じられるように。 それに応えるようにもイザークの背に手を回す。 少しそうしているとが落ち着いたようで、イザークに回した手を緩める。 「帰ってくる。だから、泣くな」 の目じりに溜まった涙を拭きながら言うイザークに、は抱きつき、そのまま声もなく頷いた。 |
あー、なんかもうラブラブですね...
好きにしてください(遠い目)
次回本編(アニメ)に戻ります〜。
桜風
06.12.17
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