12.きみと共有するものは、空気とことばと、それともう一つ





いつも応援してくれてるのは分かってた。

ずーと気になってて。頑張ってお近づきになった。

そして、今では当たり前の至近距離。

おんなじ空気の中でたくさん話をする。



名前を呼ばれると口元が緩む。

振り返ると、は嬉しそうに微笑む。

名前を呼ぶと笑顔で応える。

そんな何でもない時間が本当に幸せで、その反面、とてつもなくその時間を失うのが怖い。

今までそんな弱気な自分は今まで知らなかった。と一緒に居ると初めて知る自分の姿がたくさんある。


弱い自分は許せなかった。ただ、強くあろうと、そう生きていた。

それでも、のお陰で見えてくるたくさんの自分の一面に驚きながらも、楽しんでいる。

それが、弱さであっても。



でも、そんなぬるま湯に浸かっていてはアイツに勝てない。

だから、自分を殺して、を顧みる時間を削って自分の目標目指して歩む。

時々振り返ると、そこにはが居てくれる。

そんなを手放したくない。欲張りなんだ。

「なあ、

「んー?何?」

「これ、貰うてくれん?」

差し出したそれを手に取り、箱を開けたは呆然としつつも涙が流れる。

「貰って、くれるか?」

に声はなく、只管首を縦に振る。

「おおきに」





きみと共有するものは、空気とことばと、それともう一つ。きみとの未来








お題18の続き。
このお題を見たとき、何となくプロポーズをさせてみたくなって。
で、唐突にそういうことしそうなのが、千堂さん(笑)
でも、モノローグは標準語ですね、これだと...(汗)


桜風
07.2.24


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