「木村さん!」
コートの中の木村さんの手を握ると
「冷たいなぁ〜」
苦笑しながらも握り返してくれた。
街中のクリスマスイルミネーションに見とれながら歩いていると
「は本当にイルミネーションが好きだなあ」
白い息を吐きながら空を仰ぎ見て笑う。
「だってキレイなんだもん」
照れ笑いをすると空いた方の手で髪を撫でてくれた。
「...髪の毛も冷たいんだな」
髪の毛を絡み取って目を閉じて口付ける、その仕草に頬が熱くなる。
木村さんが気付いて
「..頬は熱いんだな?」
頬に手を添えて..木村さんの顔が、唇が近付いてくる。 そっと目を閉じると
「ばーか。 こんなトコでそんな事するかよ」
きゅっと軽く鼻を摘まれた。
「むー」
「ほら、ムクれない」
小さく笑って頬を撫でた。 そうして半歩近付いて耳元でそっと囁く。
「二人っきりになったら、たくさんしてやるからさ」
驚いて突っ立っている私に
「ホラ、だから早く行こうぜ?」
数歩進んで振り返って手を延ばした。
少しの間火照った頬に手を添えていたけれど、ゆっくり近付いてその手を取る。
「じゃあ、たくさんしてね?」
微笑んで言うと
「もちろん、喜んで」
ぎゅっと握り返される。 温かくて、大きな手。
「それじゃ、行きますか」
繋いだ手をコートのポケットに入れてくれて、少しだけ早足になって歩き出した。
ちょっぴりイジワルなキム兄さんもいいですよねぇ...
キム兄さんが少々イジワルになったところで、やっぱり甘いことには変わりないのが
彼のいいところですよね〜。
真由さん、ありがとうございました!!
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