〜Wonderful Christmastime〜
「!」
一郎がゆっくり近付いてくる。 いつも時間通りに現れる一郎。
「一郎!」
一郎が微笑んでくれるのが嬉しくて、駆け寄ってしまう。
「じゃ、行くか」
「うん」
一郎の腕に自分の腕を絡めて歩きだす。 一郎とクリスマスを過ごせるのがとても嬉しい。
言ってみて本当によかった、と思う。
いつもと同じデートだけれど、やっぱりクリスマスに一緒にいられるのは..凄く嬉しい。
一郎はケーキが食べられないからケーキはなしだけれど、シャンパンをグラスに注いでグラスを
チン、と鳴らす。
グラス越しの一郎の瞳に..クラリとする。
「どうした? もう酔ったのか?」
フッと微笑んで頬に手を添える。 胸がきゅう、となって頬が益々熱くなる。
一郎は気付いたのか意地悪そうに笑って
「何ドキドキしてんだよ?」
手をとって掌に唇をつける。
「だ、だって..」
そんな一郎に益々ドキドキして何も言えなくなってしまう。
見つめられるのが恥ずかしくなってきゅっと目をつぶると唇に触れる、柔らかい一郎の唇。
そっと目を開けると一郎の顔が至近距離にあって..心臓の音は益々速くなる。
「本当に面白ぇな、お前。 これ以上の事だってしてんのによ」
笑いながら耳をチロリと舐める。
「い、一郎の意地悪! 判ってるクセに..」
紅くなって言う私に
「本当は...俺もと同じなんだけどな」
フッと微笑む。そんなこと言われたらどうしていいか判らないよ...
熱くなった頬を両手で押さえて俯いていると
「これ、やる」
顔を上げるとテーブルの上に小さな..綺麗にラッピングされた箱を置いていた。
「一郎...。 これ、私に?」
「ああ。 クリスマスだからな」
「ありがとう..。 あ、私もね?あるの」
急いでプレゼントを取りに行こうとすると
「もう、貰っただろ?」
笑いを含んだ一郎の声に振り返って..真っ赤になる。
「い、いいの! あげるの!」
そう言いながら包みを渡すと
「サンキュ」
笑いながら受け取ってくれた。
「開けてもいいか?」
「うん」
ガサガサと包装紙の音がして
「手袋..?」
「一応ね?手編みなの」
「編み物、するんだな?」
言いながら手にはめてくれて...
「すげぇ、あったかい」
優しく目を細めた笑顔にクラクラする。 反則だよ、この笑顔は。
見とれてぼぅっとしている私に
「本当に、おもしれぇ」
覆い被さってきた。
「い、一郎?」
「この前みたいなの、しようぜ?」
言いながら口づける。
「ばか...」
小さく呟いて一郎の首に腕を回した...
真由さんから頂きました。クリスマス宮田。
私が、グラス越しの宮田にクラリときたのは言うまでもない。
危うく昇天するところでした(笑)
宮田、かっこいい!!
真由さん、ありがとうございました!!
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