Dear my friends + 13





星太に頼んでを隔離した永田が皆を集める。

「少し、作戦を変更しましょう」

翼にはそれと分からないように皆に計画の変更を提案した。

「What!?なぜへのプレゼントを買いに行くのに担任が着いて来るんだ?しかも日にちの変更だと!?」

「聞いてみれば予定していた日は少し、さんの都合がよろしくないようでしたので。それに、プレゼントを選ぶのでしたら同じ女性の先生のご意見を伺ったほうが宜しいのではないかと思いまして...」

そう言って悠里を見る。

「それは、構いませんけれど...では、さんは?」

「そうだ。は誰が連れ出すんだ?がこの家に残っていてはこの計画はミスの穴だ」

「水の..泡」

瑞希が訂正を入れる。

「そんなことはどうでもいい。で、永田。どうするんだ?!」

そこが問題だ。

最初、料理や準備に全く力になりそうにない人物にを連れ出す役を頼もうと思ったが、それでもここは異国の地で、こちらの言葉が話せる人物でくてはならない。そして、何かあってもを守れる人物。

それで思い浮かんだのはただ一人。

「わたくしが、さんと外出いたします。理由は適当に作ります」

適当に、と言ったがその理由が何と想像できた翼以外の皆は納得した。

しかし、理由については納得できるというか予想できるから安心しているが、一緒に出かけるのが何故永田なのか。

当然抗議の声が上がる。

「はいはーい!ちゃんとのお出かけはボクが請け負うよ!パラッペボクにぴったりの役だよね!!」

「何言ってんだよ、悟郎。オレだ、永田さん。オレがと一緒に出かけるぞ!」

「ダメ......僕に決まってる」

「まず、風門寺さんと草薙さん。お2人は渡米初日にさんが仰ったようにこちらの言語に明るくありません。何かあったとき対処できないと心配ですので、許可できません。
そして、斑目さん。失礼ながら斑目さんは人ごみが苦手だと伺っております。斑目さんが途中で気分が悪くなるとさんが心配するでしょうし、早く戻ると言い出すかも知れません。いいえ、間違いなく言うでしょう。そうなると少し都合が悪いのは、斑目さんも納得していただけるかと思います」

永田の容赦ない指摘に3人はぐうの音も出ない。

「そうだな、それがいいかもしれん」

瞬が永田の策に同意した。

永田という戦力を欠くのは痛いが、それでも応援は来るようになっている。


変更した作戦への同意を得られたため、永田がにその旨を話す。

「でも、それだと瞬が大変なんじゃ...」

が心配する。

その心配は尤もだが、彼女には応援が来る話はできない。

とりあえず、永田が得意な話術を以ってを何となく納得させた。

「つまり、私は永田さんと翼の誕生日プレゼントを買いに行けばいいんですよね?でも、何で私ですか?」

さんはこちらの地理に明るいでしょう?あまり遠くに出ても戻ってくる時間が遅くなるとやはりまずいですからね。翼様が先に戻られてはサプライズの意味がなくなってしまいます」

「でも、ずっと入院生活を送っているのでそんなに地理に明るいわけじゃないですよ。どちらかといえば星太の方がいいと思うんですけど...あの子、寮のある中学に通ってるんですけど、結構街中にある学校なのでそれなりに街のことは分かっていると思うんですけどね」

「いえいえ。やはりプレゼントは同世代の方が選んだほうが宜しいでしょう。と、なると言語能力的にさんにご同行頂くのがベストだと思います」

まあ、弟も数日前に知り合った人物の誕生日プレゼントを選ぶようにと言われても困るだけだろうし。

そんなことを思いながら少し腑に落ちないが引き受けた。



そして、作戦決行の日になった。

それぞれ内緒の計画を胸にとりあえず、と永田、それに翼と悠里は街へと繰り出していった。









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桜風
09.5.5


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